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 平成17年12月31日訪問

ホテル浦島
住 所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町1165-2  Tel:0735-52-1011  地図
アクセス 伊勢道 勢和多気IC〜R42にて約4時間30分
営業時間 9:00〜19:00
定休日 年4回不定
料 金 大人1,000円 小人500円(お正月料金は割高となる)
泉 質 源泉名:ホテル浦島 温泉集中タンク(岩窟湯、赤島湯、赤嶋2号線、浦島湯、金湯の混合泉)
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度 48.0度 湧出量 358リットル/分 ph値 7.7
施 設 本館:忘帰洞(露天。浴槽6コ、備品、シャワーあり)、ハマユウの湯、滝の湯
なぎさ館:なぎさ元湯露天風呂
山上館:遙峰の湯、山上露天風呂、ジャングル風呂
 那智勝浦漁港に突き出した半島に位置する、超巨大ホテル。名前の通り、そこへ入ったが最後、浦島太郎みたいに時が過ぎるのを忘れるほどだ。
 6箇所の温泉めぐりが楽しめるが、最大の売りは「忘帰洞」という露天風呂。大正初期にかつての紀州藩主・徳川頼倫公がここを訪れ、「帰るのを忘れるほど」 と賞賛し名づけられた名前だという。熊野灘の荒い波風に浸食されてできた天然の洞窟にあり、お湯に浸かりながら大海原を眺めることができる。
 ちなみに山の上にある建物も、ホテルの一部「山上館」。長いエスカレーターを乗り継いで登ることになる。
 漁港から目と鼻の先にありながら、陸伝いに行くことはできない。桟橋から無料の送迎船に乗り、ホテルへと渡るシステムになっている。
 従業員用や業者用の道路はあるのだろうが、基本的に宿泊客もこの船でホテルを訪れることになっている。車で来た客は漁港近くにあるホテル専用の駐車場に停め、船に乗る。
 10分おきに発着しており、ピーク時にはピストン輸送をしてくれる。
 ホテルの正面玄関にある桟橋に船が到着。入り口はさっそくお正月モードになっていた。
 中は大変に広く、ホテルという雰囲気ではない。まるでデパートかショッピングセンターみたいだ。
 フロントに行って入浴料金を払い、タオルと見取り図のついたスタンプ用紙を受け取る。
 わたしたちはさっそく忘帰洞へと向かった。
 とにかくスケールの大きなホテルだが、字が読める人なら道に迷うことはない。
 その秘密は、床に書かれた案内図にある。ロビーの床から放射状に分れたそれは、それぞれの方向を色別に示している。それを辿っていけば迷わず到達できるというわけだ。
 美観より機能性を重んじるあたり、さすがに関西という印象を受けた。
忘 帰 洞
 忘帰洞に到着。わたしたちは男女別の脱衣所にそれぞれ分れて入った。
 中はとにかく凄い混雑ぶり。浴衣姿の宿泊客に日帰り入浴客が入りまじって、身につけているものを一つ脱ぐたび隣の人にぶつかる有様である。
 そして、浴室へ。左の画像は浴室の天井を支える柱を映したもの。瓦を載せた塀の向こうは男湯である。
 これも屋根の一部。天然の洞窟らしく荒削りな表情を見せる。
 ところどころ、つららのようなものも下がっている。
 このあたりはまだ洞窟の内部だ。この先に視線を移すと、洞窟の出口がある。
 洞窟の中から海を臨んだところ。柵の手前に浴槽がある。
 洞窟の出口の少し手前にある浴槽。青みがかった乳白色の湯がとても綺麗だ。
 浴室の真ん中にも大きな浴槽があり、やはり白濁している。湯温はぬるめで心地よい。なめると、薄い塩味がする。
 温泉分析表によると、5つの源泉をブレンドさせているらしい。
 海のすぐそばにある浴槽。さっき入った手前の浴槽より透明感のあるお湯が注がれていた。
 いずれの浴槽も硫黄泉だが、微妙に匂いが違っていた。
 左側にある丸い石が湧出口になっていて、中にドロドロした湯の花のかたまりが溜まっていた。
 中を覗きこんだ女性が「汚い」と嫌悪感をあらわにしていたが、掃除をしていない汚さなのか、キレイにしていても溜まる本当の湯の花なのか、わたしにもちょっと判別しがたいところだった。
 湯に浸かりながら海を臨む。だけど、男湯との仕切りが邪魔で、右側は切り立った崖だし、あまり展望が開けているとは言いがたい。
 もしかしたら男湯の方が開けていて絶景かもしれない。もっと開放的だったらどんなにいいだろう。
 海際の浴槽から洞窟の方を振り返ったところ。確かに天然の洞窟だが、中身はかなり人工的な印象。
 海際の露天の周囲の崖も塗り固められていて、荒々しい自然の造形感が感じられない。とはいえ、人工的に手を加えないと危なくて入ってられないかもしれないけど。
 この忘帰洞で4箇所の浴槽に入ったが、どれも泉質は同じ含硫黄-ナトリウム・カルシウム・塩化物泉。5つの源泉をブレンドしてあり、別館の温泉も同様である。
 大好きな硫黄泉、硫黄の香りもかぐわしくて何度もクンクンしてしまったが、入浴客が多すぎてお湯に鮮度を欠く印象を受けた。それにドバドバ感もない。あまりあちこちに浴室を作りすぎてお湯が回らないに違いない。
 湯上がり後は非常に体が温まる。それとも南紀の暖かい気候のせいだろうか。群馬県などの寒い地方ではいくら暑い湯に浸かってもすぐ湯冷めしてしまい、足元から冷えてくることがよくある。お湯がいいから冷えないのか、温暖だから冷えないのかよくわからないが、ほかほかと暖かさがいつまでも続いた。
山上館
 忘帰洞を出ると、ちょうど男湯からパパとブラボーさんが出てきたところだった。打ち合わせたわけではないのにナイスなタイミング。
 だが、パパはここでリタイア。ここのお湯だけで疲れてしまったらしい。廊下でビールが売られていたことも、休みたくなった原因かも。なんて軟弱な男なんだー!
 そこで、わたしは娘とブラママを連れて、今度は山上館に行ってみることにした。
 例の床の色別ラインを辿ってホテル内を延々と歩く。そして、短いエスカレータに乗って2階へ。さらに長いエスカレータを2回乗り継ぐ。このエスカレータの長さはもう半端じゃない。地下鉄半蔵門線の永田町駅にも物凄い長さのエスカレータがあるが、これの比ではない。(余談だが、永田町駅はとても深く掘られており、核シェルターとしての役割もあるとの噂である) 
 山上館は、文字通り山の上に建っている。一番上の画像にも映っている山頂の別館がそれだ。地上の建物から、エレベータの渡り廊下が山頂に向けて延びているのがおわかりいただけるだろうか。
 この長いエスカレータを登りながら、わたしは「鉄腕Dash!」という番組で、TOKIOの城島茂がここを訪れたのを思い出していた。当番組で毎年やってる「露天風呂、1日でいくつまわれるか?」という企画で、城島クンが規定終了時間間際のホテル内を走り、停められたこのロング・エスカレータを駆け上っていたのが印象的だった。
 帰宅してから「鉄腕Dash!」のHPで記憶が確かかどうかの裏付けも取った。ちなみに「Dash」の説明によると、「ホテル浦島」の面積は212.687u(東京ドームの4.5倍)、建物の長さ500m、客室数544、収容人数2600人を誇る超大型ホテルだということであった。
 エスカレータを降りてやれ着いたと思っていたら、実はその先にまだ石の上り坂があった。城島クンはこの坂の途中で時計が鳴り、タイムアップ! 最後の露天風呂に入れず、ざんね〜んという落ちでした。
 坂を登りつめ、山頂から見下ろした夕暮れ時の勝浦漁港はなかなか美しい眺めだった。この後の、とっぷり日が暮れたのちの夜景もキラキラと綺麗だった。
 ひーふー言いながらようやく山上露天風呂に到着。男湯は「狼煙の湯」と言い、公式サイトで見たけどなかなか広い様子だった。
 一方、女湯は「天女の湯」と言い、あまり広くない。浸かったままでは下界が見えず、立ち上がって背伸びしないと海が見られない。うーん、海を眺めながらの入浴を期待していたんだが・・・。
 併設されているジャングル風呂は農家の温室みたいな造りで、フェニックスや観音竹などの植物がたくさん植えられているだけ。ジャングル風呂というからにはサルでも出さんかい。
 ここはなんだか移動に時間ばかりかかり、お風呂は大したことないという感じ。お湯も「忘帰洞」と同じものだし、わざわざ人を待たせてまで来るほどじゃなかった。
 娘がスタンプを全部押したいというので挑戦してみようかなと途中まで思っていたが、とてもとても全部は回りきれない。
 「スタンプは今度来た時ね」と言い含めて、わたしたちはまた長い長いエスカレータを下り、ロビーへ降りていったのだった。

→「スタンプ、3つ押したよ!」と喜ぶ娘。入った温泉は2つだが、「ハマユウの湯」の前を通りかかったときに押したのが3つめとなった(それってズルじゃない?)。真剣に、次に来るときまでこの用紙をとっておこうと思ったものだ。
 だが、ここは好き嫌いが分れるホテルかもしれない。「じゃらん」の口コミを見てもメンテナンスや食事の質がいいとは言えない様子。まあ一度は泊まってみたいと思うけど。
 時間に余裕があれば、5箇所を巡ってみるのも楽しいだろう。時間がなければ「忘帰洞」だけでも入浴料に見合うだけの価値はあるように思う(もう少し人が少なければ・・・)。次に「洞窟温泉 玄武洞」もいいという評判だ。
 ちゃんと環境に優しいシャンプー、ソープを置いている点も評価できる。次は、あまり混んでいない時期・時刻を狙って行きたいものだ。
  


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