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  その11
 
 
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平成16年8月12日(木)〜8月19日(木) Vol.122
 
 
第一回北海道キャラバンD
北海道に来て5日目を迎えた。大洗を発ってからは6日目となる。いよいよ子どもたち待望のプールとクマ牧場の日だ。
どちらを先にしようか迷ったが、いろいろ考えた結果、第一滝本館のプールと温泉を朝一番にもってきて、同ホテルで昼食後、クマ牧場に移動というスケジュールとなった。

日目:8月17日(火)  登別温泉 第一滝本館
パパが北海道へ行こうと言いだした当初、フェリーはすでに満杯。そこで、おじいちゃん・おばあちゃんも連れてパック旅行しようという方向に話が進み、わたしはこの第一滝本館を宿泊宿に選んでいた。8月13日から週末にかけては予約が一杯だが、日曜日あたりからは取れそうだ。飛行機代込みのパック旅行でこのホテルに泊まれるものを選び、予約寸前までいっていたのだ。
結局、ここに泊まることはなくなったが、なんといっても魅力は、泉質が7種類あるという温泉である。日本には11種類の泉質があるが、そのうちの7種類にいっぺんに入れるのである。
立派なホテルだが、日帰り客はこの玄関ではなく専用玄関を利用する。裏手の駐車場の中にあって、まあこんな感じ。「日帰りのお客様は公共駐車場に停めてください」という看板があったので車を有料Pに停め、朝の9時少し前に入っていった。受付には誰もいない。少し待っていると受付の人がのんびり登場。支払いが済むと、その人は今度はトイレの掃除を始めた。のどかだなぁ。これじゃあ無銭入浴されちゃうよ。
館内はちゃんと浴場直通のエレベータもあり、わりとわかりやすい造りだ。プールと浴室の脱衣所は同じで、これも利用する側にはありがたい。脱衣所の中にフロントがあり、水着を持ってきていなかったわたしはそこでレンタルした。
時間が早いので、最初のうちプールには誰もいなかった。
子どもたちは持参してきた浮き輪を浮かべ、さっそく泳ぎだす。奥のウォータースライダーで滑って楽しむ長男だが、恐がりの娘は「いい」の一点張り。1時間経っても滑ろうとしないので「滑らないなら、もう帰ろうか」と言うと、ついに折れて一緒に滑ることになった。一回滑ると楽しさに目覚めたのか、滑べり終わったらすぐに階段を上ってまた滑るということの繰り返し。だから言ったじゃない、楽しいよって。食わず嫌いなんだから、まったくもう。
しきりに動いている子どもたちとは違って、そんなに泳がないわたしはプールに浸かっているうちに寒くなってしまった。そこで屋外にあるジャグジーに行って、地獄谷を眺めながら暖まる。だが、湯温が低いので芯から温まったという気がしない。プールに戻っても、すぐに寒くなってしまう。そのため一度脱衣所に戻って水着を脱ぎ、お風呂で暖まることにした。戻ってくる頃にはポカポカになり、額には汗がにじんでいた。
しばらくするとパパも温泉に。男湯の場合、プールにある階段を登れば直接行けるようになっている。そうして11時半くらいまでプールで過ごし、お風呂に移動した。



お風呂で髪と体を洗って温まってから、ホテル内のおそば屋さんへ。ゲームコーナーなどもある飲食街には登別のシンボル、鬼の金棒がで〜んと飾られている。
登別の鬼伝説は、年に一度、温泉の源泉元である地獄谷の釜のフタが開いて鬼や閻魔大王が現れるという言い伝えからきている。

なんというおそば屋さんだったか忘れたが、まあまあの味。本当は懐石料理つきの昼食プランだったらよかったんだけど・・・。
ちなみに入浴料2,000に500円をプラスすると、向かいに建っている滝本インでのランチがつく。事前にわかっていたのだが、あまり希望通りのランチではなかったのでやめたのだった。もっとゴージャスなの希望。
■ ■ ■ 第一滝本館 Data
住所:北海道登別市登別温泉町55番地  0143-84-3322
公式サイト:http://www.takimotokan.co.jp/
日帰り料金:大人2,000円 小人1,000円(プール、温泉の両方が利用可)
日帰り時間:9:00〜17:00(年中無休)
アクセス:道央道 登別東ICから約10分
概要:1858年、安政5年創業の歴史を持つ登別温泉の老舗旅館。その昔、創始者・滝本金蔵が深山幽谷を分け入ってこの地にたどり着き、病に苦しむ妻を入浴させたところ、日ならずして全癒したというのが第一滝本館誕生の由来であり、その由来から『愛妻の湯』という別称もある。7種類もの泉質を有する、まさに「温泉天国」。

 登別クマ牧場
お昼を済ませ、第一滝本館を出る。駐車場の出入り口にわたしたちを残し、パパが外の公共駐車場に車を取りに行った。すると朝にはいなかった係員のおじさんが「ここに停めればよかったのに」と言う。「わたしたちが来たときには『公共駐車場に停めてください』って看板が出ていたので」と説明すると、「なんだ、いいのに」だって。お金、損しちゃった。
で、「地獄谷行くの?」と聞いてくるから色々と話をしているうち、「クマ牧場に行くならここに停めてけばいいよ。クマ牧場の駐車場も有料だよ。巡回バスがしょっちゅう来るから、それで行ける」と言ってくれた。そこで車を第一滝本館のPに入れ、ちょうどやってきたクマ牧場の巡回バスに乗り込んだ。なんて親切な人だろう。よかったよかった。
クマ牧場は山の上にあるので、ロープウェイに乗って行く。入場料はすべて込みの値段。あらかじめ第一滝本館の近くにあるセブンイレブンで割引券を購入していくといいです。ロープウェイ乗り場にクマの剥製がいくつか置かれていて、思わずそこで記念撮影した。これは剥製だからいいけど、山歩きしてて実際こんな状況になったらやだよね。
ロープウェイを降りて、いよいよクマ牧場に到着。
これは熱いので思わず買ってしまったソフトクリーム。子どもたちに内緒でパクついているあいだ、彼らはクマのサーカスに見入っていた。子どものクマが三輪車に乗ったり、数字のブロックを数字順に並べるというものだ。
それが終わると、いよいよここのメインであるクマ山(っていうのかな)に行ってみる。「ママは昔、お友達と来たことがあるんだよ。クマが手を振って餌をおねだりするのが面白いんだから」と説明しながら。

ここの名物はなんといっても、様々なポーズで「お願い」をして餌をねだる熊たちである。
中でも秀逸なのが手前右側の、両足を掴んでいるクマ。変わったポーズでアピールすれば面白がられて餌が飛んでくるということを、よく知っているのだ。
次に笑えるのが、寝そべっている熊。両足を掴んでバランスをとるなんていう体操選手みたいなことをしなくても、楽して転がっているだけでよいと知っている、なかなかの知恵者だ。ただし、この作戦にも欠点はある。身動きが取れないので、少し離れた所に転がった餌は取りにくいのだ。
これをクリアするのが、水に浸かっているという作戦。水に落ちた餌はころころと転がることなく、自分の側に留まるから、あまり動かなくてもよいというメリットがある。
皆それぞれ頭を働かせているのが、ここの面白いところなのだ。
これが購入できる熊の餌。一袋100円で売られている。ほいほい投げているとあっという間になくなるので、子ども二人分併せて1,000円以上使っただろうか。
餌投げはそれほど面白い。開いている熊の口にうまく入ったりなんかすると、嬉しくなっちゃう。
で、つい奥の隅っこにいる弱そうな熊にも投げてやるという温情を施したり、また手前のおもろいポーズとってる熊にやってみたりと、飽きることがない。

↓こんな高みで寝込んでるヤツもいたが、これがボスだろうか。この近さで起きてくれたら見ごたえあったのにな。
↑ここは「人間の檻」。人間がトンネルの中に入り、外に繋がったパイプに餌を入れるようになっている。

←こちらはメス熊のクマ山。
やはり容姿が多少、穏和な印象を受ける。といっても小熊を連れた母熊に遭遇すると大変恐ろしいというから、獰猛であることには変わりはない。
このあとヒグマ博物館に入り、歴代ボス熊の写真と解説を見たり、内臓や骨の標本を見学したりした。
たいへん興味深かったのは、ボス熊にも様々な性格があって、陰険に他の熊の背後から襲ってボスの座に就いたものや、獰猛な力業でボスの地位を得たものがいること。でも、そういうボスの元ではクマ集団の統率が取れず、荒れたという。また、最初はまったく人望(熊望?)がなかった暴力的な熊が次第にボスとして成長し、他の熊たちの信頼を得るようになったこともあったという。
うーん、人間の世界にもどことなく通じるものがあるではありませんか。力で相手を押さえつけても真の平和は訪れないという、どこかの大統領にもぜひ聞いてもらいたい話である。
博物館の屋上から見た倶多楽湖。

娘がぜひやりたいと切望したアヒルレース。どのアヒルが一等になるか賭けをするというものだ。1口500円ということで、子ども二人と自分の分を3口買ってみた。皆さんはどれが勝ちそうだと思いますか? わたしは青い首輪をしたのが特にりりしい顔をしていて賢そうだと思ったので、青にしました。長男は緑、娘は赤を買いました。


赤い馬券ならぬアヒル券を握りしめ、出走を待つ娘。
当たりますように。ドキドキ・・・。

さあ出走だ! トップを切って疾走というかほとんど飛んでるのが、わたしが賭けたブルーのアヒル。勢いよすぎてブレてます。直感が当たって優勝したのは、もちろんブルーでした。やった〜!
子どもたちはもう一回やりたいと言ったが、賭け事というのは当たったときに止めておくのが定石なのよん。

優勝記念にもらったハンカチを持つ長男と、羨ましげな視線を送る娘。「もう一回やりたいよ〜」


クマ牧場内にある「ユーカラの里」。明治初期のアイヌの人々の生活様式を再現したコタン(村)である。
ここの広場で重要無形文化財に指定されているという古式舞踊や歌などが披露されるというので、行ってみた。
まずムックリという楽器の演奏。竹に紐を付けただけの簡単なものだが、ビンビンベンベン♪という印象的な音を奏でる。 次はウポポという、木の蓋を叩いて輪唱のように歌うものが披露された。この2つの音楽はこちらのサイトで視聴できます。
続いて踊りが披露されたあと、観客参加タイム。娘が鉢巻きを巻いてもらい参加した。和風顔だから、ちょっとアイヌ人って感じゃないな〜。
この踊り、女は鉢巻きをして手を叩き、男はワラで作った被り物をかぶり剣を突き出しながら踊る。
これでショーは終わり。最後にいかにも長老っていう雰囲気の方と記念撮影していただいた。後から見ると、娘の手をしっかりと握ってくれていて、素敵な方だなぁと感激してしまった。でも、写真を撮るとき「ばたあ♪」と言うのは古いでっせ、長老サマ。
ムックリを買いにチセ(家)に入ったら、この長老が演奏指導をしてくださった。実際に作成もしているようだ。
鳴らし方を教わっても、やっぱり娘には鳴らせない。わたしはちょっと練習したら鳴らせるようになったけど、口に挟んでの演奏は無理だった。ムックリの画像、鳴らし方はアイヌ民族博物館(ここは明日行く予定)のHPから「ムックリ演奏教室」をクリックしてご覧ください。
アイヌの衣装。 ムックリの練習に励む娘。長男はカヌーに乗っていいと言われ、大喜びで乗りこんでいる。
寒い北海道でこういうワラ葺きの家ではきっと寒かったのではないかな。このチセ内で道具類などの展示物や木彫りの販売がある。
右の画像にある円筒形のものは元々、和人の武家の所有で、カブトを入れるための道具。物々交換で手に入れ、道具箱として使用したという。ウポポという歌で叩いていたのが、これの蓋なのである。
■ ■ ■ 登別クマ牧場 Data
住所:北海道登別市登別温泉  0143-84-2225
公式サイト:http://www.kamori.co.jp/bearpark/
料金:大人2,520円 小人1,260円
時間:9:00〜18:00(季節により変動)

隅々まで見学を終え、再びロープウェイに乗って下界へ降りる。クマ牧場の巡回バスに乗ると、運転手さんが「どちらまで?」とタクシーみたいに聞くので、「第一滝本館の日帰り専用口まで」とお願いした。このバス、温泉街のどこでも手を挙げれば乗せてくれるので、大変便利だ。
第一滝本館の駐車場に戻ると、あの親切な係員さんは交代でいなかった。でも別の人が、これまた親切に車のドアを閉めて見送りまでしてくれた。親切が嬉しい登別。また来たい。

登別で利用した温泉
 登別温泉 夢元さぎり湯 登別温泉 第一滝本館



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