戦場ヶ原は標高1,395メートル、面積400ヘクタールの湿原である。約1万4千年前、男体山が噴火して湯川が堰き止められ、堆積物によって湿原化してできた。
 中禅寺湖は男体山の噴火によって同じように川が堰き止められてできた湖で、華厳の滝はその流出口にあたる。
 2008年9月22日のニュースによると、この男体山は7千年前にも噴火している可能性があるという。
 日本では108の活火山が存在し、定義では1万年以内に噴火した山を活火山としている。そのため、男体山が活火山の仲間入りをする見通しだそうだ。
 
 さて、戦場ヶ原の名前の由来だが、神戦伝説「戦場ヶ原神戦譚」と呼ばれる伝説からきている。
 神代の昔、下野の国(栃木県)の男体山の神と上野の国(群馬県)の赤城山の神が領地の問題で戦った。男体山の神は大蛇、赤城山の神は大百足に姿を変えて戦った。
 赤城山の神は、男体山の神の助太刀の岩代国(群馬県)の弓の名手、猿丸の射た矢で右目を射抜かれ、戦いは男体山の神の勝利に終わった。
 この戦いがあったところが、戦場ヶ原。大百足の流した血がたまったのが、赤沼。勝負が付いたのが菖蒲ヶ浜。勝利を祝ったのが歌ヶ浜と呼ばれるようになったと言われている」 修学旅行のための日光ガイドより。http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/4616/6080.htm
 
 わたしはずっと、戦国時代にでも合戦が行われたので戦場ヶ原というのかと思っていた。まさか神話から来るネーミングとは、この地を訪問するまで知らなかった。
 常々、神話にも歴史上の事実が含まれていることが多いと思っているので、実際に古代の豪族が土地争いなどしたという事実があったのではないだろうか。
 
 高山植物と野鳥が豊富で観察や撮影に訪れる人が多い戦場ヶ原だが、近年、湿地帯の乾燥化や鹿による食害などが深刻になってきている。環境保護のため、小田代原へのマイカー進入は禁止で、ハイブリットバスしか立ち入ることはできない。
 また、木で作られた歩道から絶対に踏み出してはいけない。一度踏まれた湿地の植物が回復するのには、何年もかかってしまうのだ。

 小田代が原は、戦場ヶ原と湯川により隔てられた特別保護地区で、面積65ヘクタールの湿原。南側は標高1,667.5メートルの高山から続くミズナラ・ブナ林、東と西側はカラマツ林、北側はミズナラ林に囲まれている。
 ヌマガヤ低層湿原に位置づけられているが、アザミ、ホザキシモツケなど草原・湿原に生える様々な植物が見られ、生育する植物種からは湿原より草原に近い景観と言われている。
 近年、草花を食べる鹿が増えすぎたために、花の種類も年々少なくなってしまった。そのため鹿が入りこまないよう、小田代が原周囲を電気柵で囲んで、その回復を図っている。
 
 「小田代原の貴婦人」と呼ばれる1本のシラカンバ(白樺の一種)が有名で、その写真を撮るためだけにたくさんの人が訪れているそうだ。わたしは不覚にもその存在を知らずに見損ない、後年ようやく見ることができた。
 一面茶色っぽい風景の中に白いシラカンバがすっと立っていて、なるほど優雅なたたずまいである。
 しかし遠いので、望遠レンズ付きのカメラでないときれいに写せないようだ。
 
  1回目の奥日光トレッキングはこちら(平成12年9月)
  2回目の奥日光トレッキングはこちら(平成14年6月)
  3回目の奥日光トレッキングはこちら(平成15年5月)
  4回目の奥日光トレッキングはこちら(平成17年10月)
  Mapはこちら
 
国立公園のマナー
木の歩道からそれて、湿原や草原に入らない。踏みつけられた植物は回復不能です。
焚き火をしない。
ゴミは必ず持ち帰る。
キャンプは指定した場所で行う。
森林内へ自動車を駐車しない。
サルや鹿などの野生動物に餌を与えない。
動植物を採ったり傷をつけたりしない。白樺の皮が剥がされている光景を見るが、樹皮を剥がされた樹木は2〜3年後に確実に枯れるそうです。
特別保護区は禁煙なので、喫煙はもってのほか。以前、移動教室の小学生を引率している教諭がタバコを吸っているのを見たことがある。子どもたちに自然の大切さやトレッキングのマナーを教えるための移動教室ではないだろうか。
大きな声や音を出さない。これも、移動教室の小学生が大声を出して歩いているのを目撃。引率が喫煙教師だからしょうがないかも。=3
駐車場でのアイドリングをしない。








トレッキングの事故を未然に防ぐには
体力にあったコースを選ぶ。
ゆとりのあるスケジュールをたてる。
ジャンパー、雨具を忘れない。
ハイヒール、サンダルで歩かない。木の歩道ばかりではなく、木の根がむき出しになった土の登り道も多数ある。短距離のようで意外に体力を消耗するので、履きなれた靴で。
短いコースでも、おにぎりなどの軽食は持参する方がよい。予想外の出来事で、食事時になっても戻れないということがあるかもしれない。軽食を持っていかない場合は、せめて糖分の高いアメやチョコレートでも持っていくこと。空腹をまぎらわせ、歩き続けることができる。
持っていった方がいい物
夏と冬とでは違ってくるが、気候が急変して寒くなることも考え、我が家がよく行く初夏と晩秋で挙げてみた。
手袋か
軍手
手を暖かく保つだけで、ずいぶん寒さの感じ方が違ってきます。手袋がなければ、赤沼や三本松の売店などで軍手を売っていますので、買い求めてトレッキングに入りましょう。
水分 水筒かペットボトルで、冷たいのと暖かいの両方を持参できればなおベスト。
軽食 おにぎりや甘いもの。食事を済ませてトレッキングに入っても、けっこう途中で小腹が減る。上にも書いたが、道に迷ってすぐ戻れないこともあるので、なるべく持参する。
雨具 レインコート、折りたたみ傘など。高原の気候は変わりやすい。
帽子 晩秋、冬季などでは耳を覆うことができるもの。風が吹いたとき、耳が寒いので。フード付きの上着だとさらによい。
クマよけの鈴、杖 特に人気の少ないシーズンに歩くときは、鈴はあった方がいい。杖は別になくても大丈夫だが、ちょっとした勾配を上がるときにあったら楽かなと思ったので。
 
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