杉江家のどこでも別荘 キャンプ日記
                〜31フィートのキャンピングトレーラーと温泉情報

 
 

平成21年12月29日(火)〜20日(水) Vol.279
忘年会キャンプと百観音温泉
埼玉県東鷲宮町にあるCTAメンバーさんの私有地において、ソーラーパネル取りつけ&忘年会キャンプが開かれた。
しかし画像を紛失してしまったため詳細にレポできないのは、非常に残念である。テントの中で飲んだり食べたり大笑いしたり、とても楽しい忘年会だった。

 今回入った温泉 百観音温泉


 
平成21年12月31日(木)〜22年1月3日(日) Vol.280
東北・年越し湯めぐりキャラバン
 
ザ・グランドスパ南大門
 今年も年末年始にかけて温泉めぐりをしようと、年の瀬が迫った31日に自宅を出発した。
 年末は高速道路の渋滞を避けるため「どこまで乗っても千円」が実施されず、4日からもう仕事始めという暦の関係のせいで、あまり遠くへ行けない。そこで夫婦揃って大好きな福島県鏡石町の「弘法不動の湯」にとっぷり浸かろうと、過去最短の湯めぐりキャラバンとなった。
 手始めに、東北じゃないけど栃木県宇都宮市内にある「ザ・グランドスパ南大門」へ。
 ここは健康ランドなので遅くまでオープンしている。また健康ランドなので料金は高めだが、クイックコースを選べば800円、しかも露天風呂には掛け流しの湯船もある。
 まずは露天風呂に直行。いちばん奥にある「不老長寿の湯」という名の付いた岩風呂に浸かった。湯けむりがもうもうと上げっているだけあって湯はムダに熱く、しかも塩素クサイ。
 あれ、これは掛け流しじゃないぞ? と、隣の湯船に移動する。そこはイベント風呂になっていて、赤いリンゴがたくさん浮かべられていた。リンゴの香りそのものは芳しいものの、やはり湯は塩素クサイ。あれれ? と思いつつさらに探したところ、一番建物寄りの小さな浴槽2つが掛け流しと判明した。
 1つは源泉そのままが注がれており、体温よりもぬるい。もう1つの方は37度くらいに加熱されていて、まあ非加熱の方よりはだいぶマシという感じだ。
 匂いや味はほとんどない無色透明の湯だが、肌触りがわずかにヌルヌルした感触が気に入り、ほとんどの時間をこことサウナで過ごすこととなった。
 露天風呂のテレビでは「Dynamite!」が、サウナでは「NHK紅白歌合戦」が放送されていた。
 温度計がないため正確な外気温はわからないけれど、たぶん零度くらいには下がっていたのではないだろうか。とてもこの程度の加温ではぬるくて、いくら浸かっても暖まらない。そのうち頭や耳が冷たくなってきて、たまらず内風呂のサウナに移動。そこで紅白を観て、暖まるとまた露天に移動して「Dynamite!」を観る、ということを繰り返して時間を過ごした。
 石井×吉田の対戦で、石井選手の膝が吉田選手の股間?に入って悶絶、というシーンで残念ながらタイムアウト。もう出なければならない時間になってしまって、勝負の行方を見届けられなかった。
 しかも、この時の寒さがたたって翌日風邪をひくというオマケと、クイックコースの90分を15分もオーバーして出口で加算請求されるというオチがついてしまった。
 が、ロビーに置いてあったリンゴジュースを受付で出したら、若い女子職員がレジの打ち方に戸惑い、まごまごしているうちに5分間もロス。そこで「15分オーバーのうち5分はレジ打ちで待たされたんです。つまり10分過ぎただけなんだけど、たった10分で800円も取るんですか?」とゴネたら、男性職員に替わり、あっさり「じゃあいいです」と免除された。
 厚かましさの勝利ですね。
 というか、ザ・グランドスパ南大門には大いにクレームつけたい。露天風呂の「不老長寿の湯」は無駄な加熱で熱すぎ、一方源泉浴槽はぬるすぎ。これは完全に設計ミスではないだろうか。
 一番上の段に位置する「不老長寿の湯」は源泉掛け流しにして40度前後に加熱し、掛け捨てられた湯を下の浴槽に流れるようにすべきなのだ。最近のスーパー銭湯ではこういった無駄のない設計が多く見られ、埼玉県の「むさし野温泉 彩ゆ記」などはその良い例である。

 お風呂から出ると、ただちに北へ移動。
 一気に福島県入りしたかったが、年が変わる零時に間に合わない。そこで「道の駅喜連川」に立ち寄り、年越し蕎麦を作って食べることにした。
 
 →これが夫の作った年越し蕎麦エビ天入り。
 ごっつぁんでした。 
 さて、ここからは年が明けて1月1日の日記。あけましておめでとうございます。
 チューハイ飲みながらBS放送を観ていると、NHKでアニソン特集がっ! 水木のアニキが「マジンガーZ」を始め懐かしのアニメソングを歌いまくり、新年早々チョ〜感激!!
 
道の駅喜連川
 さて、喜連川の朝が明けました。
 朝ご飯を食べて、いよいよ福島県に向けて出発。

 北へと進むにつれて、やがてちらほらと雪が舞い始めた。初めは道路がうっすら白くなる程度の粉雪だったが、那須町に入ると驚くほど積もっている。しかも福島県に抜ける手前にちょっとした峠があって、ハンドルを握るわたしはおっかなびっくりである。
 ガソリンスタンドで運転を交替し、後は夫にお任せ。それでもハラハラドキドキの雪道走行だった。
 
きつねうち温泉
 無事に福島県白河市に入った。わたしは風邪のせいで体がだるいので後ろのベッドで横になっているうち、「きつねうち温泉」に到着。
 ちなみに「きつねうち」というのは、ここの町名だ。最初「狐撃ち」かと思い「なんて可哀想な名前なの」と、鉄砲で撃ち殺されてしまう「ごんぎつね」の話を思い浮かべていた。
 地名の由来は不明だが、実は「狐撃ち」じゃなく「狐内」が正解でした。ああ、よかった。
 体育館、グラウンド、プールなどの施設を備えた公園の一角にあり、コテージに泊まることもできる。温泉の建物は大きな弓形を描くオシャレな造りで、第三セクターによる運営だ。
 玄関を入った所に狐の剥製が置かれ、祀られていた。ロビーにも狐の剥製がある。
 受付で料金を払うと、元旦の記念品にキーホルダーを配っており、さらに進むと浴室の手前で甘酒が振る舞われていた。
 入るときと出るときと、それぞれ1杯ずつご馳走になった。とっても得した気分。

 浴槽は一つだけで、サウナと水風呂はあるが露天風呂はない。
 やはりここでもリンゴ湯になっていて、いい香りのリンゴがお湯に浮かんでいた。
 お湯はうっすらと緑色がかっているように見えるが、ほとんどタイルの色のせいのような気もする。 お湯はとてもヌルヌルし、うっすらとタマゴ臭。湯口のところでは肌に気泡がついて、いい感じである。
 HPにも館内にも掛け流しという表示はなく、おそらく加熱循環・湯口は新湯で掛け捨てという使い方だろう。個人的にはそれで満足だし、地味ながら好きな泉質である。
 洗い場は横に一列、9基ほどのシャワーがあるだけで、そんなに大規模な施設ではない。しかし、シャンプーやボディーソープなど必要最低限の備品が置かれ、2時間で400円とたいへんリーズナブル。
 日曜日などは非常に混雑しそう。今日は元旦ということで子どももおらず、微妙な空き具合でゆっくりと楽しめた。

 ロビーの休憩スペース。ここにも狐の剥製が置かれている。
 もう生きた狐はどこにも棲息していないんだろうなと思うと、ちょっと悲しい。
 駐車場の光景。建物の裏の方に大型車も大丈夫そうなスペースがある。
 ちょうどお昼時になったので、キャンピングカーの中で夫が調理。あんかけ焼きそばを作ってくれました。
 またまた、ごっつぁんです。
 
新菊島温泉ホテル
 再び移動し、鏡石町に入る。国道沿いに巨大なイオンショッピングセンターがあったので、ここでひとまずお買い物。窓を塞いで部屋を保温するグッズや風邪薬などを購入し、厳冬のP泊に備える。
 今回のキャラバンの本命というか、最終目的は元「ホテルまるなか」の「弘法不動の湯」であった。が、元旦はお休み、明日2日からの営業ということで、「弘法の湯」からほど近いながらも未湯だった新菊島温泉に入ることにした。
 出発前に電話して元旦でも日帰り入浴させてもらえるか確認したところ、ちゃんとOKだったので6時前に訪れた。
 いちおうここ「ホテル」らしいのだが、なんだか民宿というか旅館っぽい雰囲気だ。
 無人の受付で人を呼ぶと、えらくやる気のなさそうな女性が現れ、2人分の料金600円を徴集した。
 つまり1人300円。旅館、いやホテルとは思えぬ低料金である。
 ちょうど夕食の準備中らしく、館内には天ぷらの匂いが漂っていた。
 女湯の脱衣所。がらんと広い上に暖房器具も置かれておらず、かなり寒い。石のタイル敷きの床に粗末なゴザが敷かれているだけで、サウナはあるが壊れて使えないようだ。
 入るときに寒さは気にならなかったが、湯上がり後に参ってしまった。着替えているうちに冷える冷える。
 石油ファンヒーターくらいは置いてほしい。

 女湯の浴室。内湯が一つあるだけだが、奥の壁の扉に実は秘密がある。
 扉をくぐると、湯に浸かったまま男湯(混浴)に行けるのだ。
 が、そのレポは後ほど。
 お湯はご覧のとおり黄色っぽい茶色で、とてもヌルヌルする。ほんのり硫化水素臭が匂い、泡付きもある大好きな泉質である。ほとんど「弘法不動の湯」と同じ泉質じゃないだろうか。
 距離にして5キロほどのところにあるので、同じ湯脈なのかもしれない。
 さて、そろそろ男湯の方に行こう。わたしはカメラを水面から浮かしつつ水中を移動して、扉をくぐった。
 そこは大変に広い浴槽に繋がっていて、まるでプールのよう。向こう側の端っこまで10メートルくらいはありそうである。端っこの縁に座っていた夫の名前を呼ぶと、他の男性も一斉にわたしの方を見た。バツが悪い。
 無言で手招きすると夫は湯船に入り、こちらに移動してきた。
 湯気で霞んで全体の写真が撮れなかったので、廊下に張られていた雑誌のページから、温泉評論家・郡司氏のレポートをご紹介しよう。
 『扇形の浴槽は外周が約23メートル、幅が約7メートルの千人風呂です。淡い黄褐色の単純泉ですが、”金臭い”と表現される鉱物臭がしっかり確認できます。
 単純泉と言えば無色透明の湯を想像する読者が多いと思いますが、(中略)成分が薄いというだけで単純な湯という意味ではありません。肌のツルツル感から推測すると、純重曹系の単純泉でしょう。
 重曹(炭酸水素ナトリウム)は皮膚表面の脂肪や分泌物を乳化して洗い流してくれる洗浄効果があるからです』
 「重曹」のところが「重層」と書かれていたが、変換ミスだろう。
 上はパンフレットからの転載。まあ、とにかく広いのである。実際千人も入れるかどうかは別として、女湯のわずかなスペースとは桁違いなほど広い。
 混浴とは言いながら実質男湯である浴室を半分削って、女湯を拡張してもらいたいものだ。
 んで、2人で写真の撮りっこ。
 ちょっとキワどい写真ですが、実際は湯気と波打つ水面と濁った泉質のせいで、ほとんど見えません。
 なんてことをしていると、数メートル向こうで泳いでいた(こらこら)若者グループの1人が「あの〜」と言いつつ、こちらに近づいてきた。夫の方からも少し近寄って話を聞くと、「あの、ここ混浴なんか?」という質問だった。
 笑える。知らないで入ってたんだね、彼ら。
 次はカノジョ連れておいで。
 女湯の方に戻ると、母親と二十歳くらいの娘さんの二人連れが入浴していた。
 お父さんが壁の向こうから「こっちへおいでよ〜」と声を掛けてきたが、娘はにべもなく拒否。
 お父さんがちょっとだけ可哀想だ。お嬢さんは「なんで行かなきゃならないの!」だって。
 今度はカレシとおいで。混浴も楽しいよ。

 補足。ホテルながら日帰り客も幅広く受け入れており、入浴可能時間も長い。泉質も「弘法不動の湯」とほぼ同等、鄙びた雰囲気や混浴があるなど総合的に見ても勝るとも劣らない高評価を与えることができる(洗い場には石鹸しかないけど)。
 しかし、泉温が低いため厳冬期はあまりお薦めできない。加熱しているらしいが湯口付近でも40度ないくらいの低温度。長く浸かっても芯から暖まることはなく、湯上がり後の脱衣所は寒くてたまらない。ストーブで脱衣所を暖めてもらえれば、真冬でも大丈夫だろう。
 宿の側にはほんの少しの気遣いを求めたい。 
 
弘法不動の湯
 キャンピングカーに乗りこみ、5キロ離れた最終目的地「弘法不動の湯」へと移動した。
 とはいえ元旦の今日は営業していない。しかし駐車場は開いているだろうと思ったが、やはり開いていた。ここで一晩過ごし、明朝の一番湯に浸かって帰ろうと決めていた。
 雪がしんしんと降り積もる駐車場の端っこに停め、キャンピングカーの中では豆乳しゃぶしゃぶが始まった。

 翌朝の「弘法不動の湯」。駐車場は坂を下った建物の右側と、その向こう、そして画像左側の3箇所にある。
 わたしたちは雪にはまって動けなくなるのを恐れ、奥へは進まず手前の道路近くで一泊していた。 
 坂の上にある第3駐車場。雪は昨夜のうちにやんだようで、真新しいフカフカした新雪ではない。深さも数センチで、心配したほどたくさん積もらなかったみたいだ。
 さて、9時半になったので一番狙いでお風呂に行ったが、すでに先客が入浴中。あらら、一番風呂ゲットならず。どうやら9時にオープンしていたようだ。
 ところがこの日はボイラーの不調により湯温が著しく低かった。水温計を見ると、36度になっている。いつもは38度くらいあるはずだ。
 36度では体温より低いので、いくら浸かっても暖まらない。というか、お湯が人間の体温を奪い取って逆に温まっているのではないだろうか。
 わたしは湯温がもっとも高い湯口付近でひたすら浸かり続けたが、先客のおばさん二人も当然そこに集中。
 そこの二人のおしゃべりがうるさくて、会話が全部聞こえてくるからもうストレス溜まっちゃった。
 湯温が高ければ離れたところに逃げられるのだが、そうするとぬる過ぎていられない。
 ところで、前回訪れたときにはなかった改造が浴槽に施されていた。壁際に沿って長いベンチのような段差が作られ、その下に加温した湯が注入する湯口ができていたのだ。
 しかし、ボイラーそのものが故障しているため、ぬるい湯がぬるい湯を掻き混ぜているだけ。しかも、いつもは水面を流れる白い泡も見られず、肌への泡付きも弱い。
 この湯に浸かるために来たというのに、かなりガッカリだった。
 おまけに脱衣所も寒くて、よく見るとストーブがない。これじゃあ新菊島温泉と同じじゃん。とほほ。
 服を着てロビーに出ると、なぜかストーブの前に座った夫がカットされたリンゴを前に三人の管理人さんたちにもてなされていた。
 はれ? 何してんの? と呆気に取られるわたしにも、どうぞどうぞとリンゴが勧められる。
 いや、リンゴはいいとして。あのお湯のぬるさ、一体どうしてくれるのさ? とは言わなかったけど、「いやー、ぬるくて全然暖まらなかったわぁ」と愚痴ると、「済みません、ボイラーの調子が悪くて工事の人呼んでるんですが、なかなか来ないんですよ」と一人が言う。
 え〜、なかなか来ないって、アナタ。首に縄かけてでも引っぱってきて欲しかったわ。
 男湯の方はさほど悲劇的にぬるくなかったそうで、管理人さんたちからは危機感が今ひとつ感じられない。裸になって女湯に浸かってみれば、工事の人を殴ってでも連れてくるに違いないのに。
 というわけで、欲求不満に終わった「弘法不動の湯」の今年一湯目。
 悔しいから、また行っちゃる!!
     
  
 今回入った温泉
 
   ザ・グランドスパ南大門   きつねうち温泉
   新菊島温泉ホテル     弘法不動の湯   

 
 
 
杉江家のどこでも別荘 キャンプ日記

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